アイドルグループ「アンジュルム」の伊勢鈴蘭が27日、東京・紀伊國屋ホールで行われた初主演舞台「超!蹴りたい背中」の公開ゲネプロに参加した。
舞台「超!蹴りたい背中」は、芥川賞作家・綿矢りさの「蹴りたい背中」が原作。伊勢のほかに、山時聡真、茅島みずきらが出演。原作と中盤からの展開がやや異なり、主人公の初実に背中を蹴られた同級生のにな川が、その衝撃で宇宙の真理を知り各地の紛争、ならびに食糧問題をたちまちに解決していくという大感動巨編。
ゲネプロで白熱した演技を見せた伊勢は、囲み取材で「稽古場だけでなく、自宅でも繰り返し背中を蹴る練習を繰り返してきました」とコメント。この日のゲネプロでも、伊勢に背中を勢いよく蹴られた山時は、一瞬で上手から下手まで消えていった。
この舞台で演じる主人公の初美(ハツ)について伊勢は、「共感できる部分がすごく多い。モヤモヤした感情を、背中を蹴るという形で表現する感じが愛おしい」と説明。作品に関連して、”蹴りたいものは何か”と質問されると「クリームパン」と笑顔でコメントした。